宮沢賢治の数少ない生前発表のひとつ
1926年!いまからおよそ95年前
大正15年文芸雑誌「月曜」3月号にて
童話『猫の事務所』を発表しました。
童話なので夢のある世界を描いて・・・、
いやかなり大人向けの内容だそうです
「いじめをテーマ」としているので本作
の物語は結構ドロドロした作品です!
1996年には「賢治のトランク」という
オムニバス映画で映像化されていて!
ますむら ひろし氏によって漫画化にも
ということで今回は宮沢賢治の童話!
「猫の事務所」のあらすじなど紹介して
みたいと思います、ご覧くださいね♪
(=^・^=)<事務所!
猫の事務所あらすじ
簡単なあらすじを紹介しますね!
軽便鉄道の停車場の近くにある
猫の第六事務所がありました。
猫の歴史と地理を調べるところです。
●
黒猫の事務長と4匹の書紀が働いてます
書紀のみんな繻子の服を着てその姿は、
みんなから大変に尊敬され憧れの仕事!
●
そんな事務所で働く一匹の猫だけが
みんなから嫌われている“かま猫”のお話
●
“かま猫”はみんなからいじめを受けても
黒猫の支えや仲間たちの応援もあって
けっしてくじけず、仕事に励み続ける!
●
しかし“かま猫”が風邪をひいて事務所を
休むと、3匹の書紀の悪知恵で黒猫まで
“かま猫”を憎むようになってしまって!
“かま猫”は仕事を取り上げられて・・・。
みんなからひどい仕打ちを受けている
“かま猫”は一体どうなってしまうのか
この投稿をInstagramで見る
________________

内容は大人が読んでも
全く問題の無いぐらい
心に響く作品ですよ♪
なぜ嫌われてるの?
“かま猫”はある時、仕事で手柄を立て!
事務長から一目置かれる存在になります
それが!
他の3匹の書紀たちから憎まれるように
“かま猫”はみんなと仲良くしようと!
努力しますが、上手くいきません(涙)
“かま猫”はかまどで横になりながら
せつない悲しい気持ちをこらえて!
「どんなにつらくてもぼくは
やめないぞきっとこらえるぞ」
と涙をためて誓います!!
結局!他の猫の妬みが原因なんです。
この投稿をInstagramで見る
________________

今も昔も同じですね!
少し切なくなります。
何か考えさせる物語。
なんでかま猫なの?
確かにかま猫って種類はいませんね!
なぜ!かま猫って呼ぶのかというと。
“夜にかまどのなかで眠る癖があり
いつも体が汚れていてとくに鼻と耳
に真っ黒な炭が付いてしまっていて”
何だか!狸のような猫なので
“かま猫”と呼ばれていました!
でもこれが理由でいじめの原因に・・・。
この投稿をInstagramで見る
ちなみに!
事務長は大きな黒猫
一番書紀は白猫
二番書紀は虎猫
三番書紀は三毛猫
四番書紀が“かま猫”です。
この投稿をInstagramで見る
________________

是非!この読書の秋に
おすすめの一冊です。
気になった方は一度
読んでみてください。
まとめ
いかがでしたか!?「猫の事務所」
職場でみんなにいじめられる悲しい
話の童話で「いじめがテーマ」の物語
まるで現代社会の問題と同じですね
見た目が違うから!仲間はずれや無視
一人を集団でいじめるなど・・・。
本質や残酷が見事に風刺されています
まるで現代の子供たちのいじめ問題と
一緒ですね(悲)
差別やいじめは!
いつなくなるのでしょうか!!
そんな思いを強く感じてしまう童話です
是非!大人の方にも読んで欲しい一冊!
================
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
猫の事務所