暑さも半ば、9月の日本の風物詩といえば【十五夜】がありますよね!

別名、【中秋の名月】とも言われています。

はい、誰しも一度は聞いたことがありますよね☆

ススキを飾り、お月見団子を作り、空を見上げて美しい月を眺める・・・。

今回はそんな十五夜について、意味や準備するもの、ウサギと月との関係などをご紹介します!

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十五夜はなんのためにやるの?

十五夜は知っていても、実際はなんのためにやる行事なのかよく知らない人も多いのでは?

『満ち欠けする月の様子』『作物が月の満ち欠けとともに成長する』というようなことから、

❍農作物の収穫

❍ものごとの結実

❍祖先とのつながり

といったことを連想し、『意識をして祈る日』として行われるようになりました☆

意外と知られていないことですよね!

あまり意識していない人が多いかな、と思います。

今年はいろいろな意味で感謝の気持ちを込めて、十五夜のお月さまを見てみるといいですね^^

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十五夜は必ずしも満月ではない!

十五夜の十五という数字は、”15日”を表しています。

なので十五夜というのは『新月から数えて15日目の夜』ということになります!

新月から15日経つと満月になることから、『十五夜は満月』だということがわかりますね☆

しかし月と地球の公転軌道の関係から、15日目が必ずしも満月ということではないんですよね。

また、旧暦と新暦の違いがあるそうで十五夜は毎年違う日にちなんですよ(@_@)

ちなみに2018年の十五夜は、9月24日の月曜日です^^

十五夜で準備するお供えものや配置は?

十五夜の意味や由来がわかったところで、次は準備するものと配置についてご紹介します!

十五夜のミニ知識をたくさん頭に入れて、万全の体制で十五夜を迎えましょう☆

準備するもの

お月見団子

米の収穫を祝い、米粉を丸めて団子にしたものをお供えします♪

数は年間の満月数の12個。

十五夜にかけて15個をお供えするところもあるなど、地域によって違いがあるみたいです!

里芋・さつまいも

鋳物収穫を祝うもので、お団子と一緒にお供えします♪

ススキ

ススキは米の収穫前の稲穂に似ているため、作物や子孫繁栄を見守ってくれると言われています♪

月の神様の”依り代”と考えられていることから由来します!

秋に収穫する果物

ぶどう、梨、柿などをお供えします♪

特にツルものは月と人との繋がりが強くなると言われている、縁起のいいお供え物です!

三方(三宝)

お供え物を乗せたりする台と器のことです♪

お供え物の配置の仕方

❏月に向かって右側 食べ物を配置(団子や芋など)
❏月に向かって左側 ススキやその他の花などを配置

すべてが整ったら、いよいよ十五夜のお月見開始です☆

お月見は家族全員で行うと良いとされています。

悲しいことですが、現代では十五夜のお月見の風習も忘れがちな行事になっています。

お月さまを見ながら美味しいお団子を食べて、夜風に涼みながら月見酒をいただいてみるのはいかがでしょうか♪

今年は家族で楽しめると素敵ですね^^

月のウサギの由来

十五夜といえば、『月の中にいるウサギ』の話はとても有名ですよね!

その十五夜のウサギに、こんな言い伝えがあるのをご存知でしたか?


その昔、サル・キツネ・ウサギの3匹がいました。

彼らは、「自分たちが獣なのは前世で悪いことをしたからだ」と思っていました。

それを見ていたお釈迦様は、お腹を空かせた老人の姿になり、彼らがどのように善行を行うのかを試してみることにしました。

木登りが得意なサルは、木の実をたくさん取って老人に差し出しました。

キツネは、鳥や魚を獲って老人に捧げました。

しかしウサギは、木登りもできず、鳥や魚も獲ることができずにウロウロするばかり・・・。

何もできないと困ったウサギは、老人の前で火を焚き「どうかこの身を食べてください!」と言い残して自ら火の中に飛び込みました。

哀れに思ったお釈迦様がウサギの亡骸を抱いて天に登り、月の宮居にウサギを祀り、月を見るたびにウサギを思い出したのでした。


という、少し悲しいお話が元になっているそうです。

またウサギは、お腹を空かせた老人のために今でも月でおもちをついている」という話もあるんですよ!

ウサギさん、健気ですよね(T_T)

最後に

十五夜についてご紹介しました!

意外と知らない由来や話もあったと思います。

日本に古くからある伝統、これからも大切にしていきたいですよね☆

今年はぜひ、家族揃ってお月見をしてみてください♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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