大相撲の取組進行と勝負の判定をする
格式高く華やかな装束の直垂をまとい
烏帽子を被り土俵の上では神職の行司
「はっきょい!のこった~!」
テレビ中継でよく聞くフレーズですね
「はっきょい!」は「さぁ頑張れ!」
「のこった!」は「どちらが残るか!」
行司の声がけで力士は気合が入ります
そもそも!
“気分を高めて全力で勝負”と言う意味
「発気揚々」の言葉が変化したものです。
その時に使う小道具!
取組を仕切り
勝ち負けの判定をする道具
『軍配』
行司が持っている団扇のようなもの!
んっ!いったい軍配って何?
行司によってそれぞれ違うみたいだし?
ということで今回は気になったので!
「軍配」について調べてみました~☆彡
少しでも参考にしてみてくださいね♬
\(^o^)/
軍配とは?
江戸時代から代々譲り受けられている
『軍配』
正式名称『軍配団扇』ぐんぱいうちわ
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戦の小道具!?
元は武器ではないが戦の道具の一つ
軍勢を配置し指揮するものでした
室町時代頃に大勢の敵味方が広い広場
で入り乱れ戦い斬り合う野戦のなかで
兵士一人ひとりを戦場で指揮するのに
大将の意志を伝えるための小道具です
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武器でもあった?
江戸時代頃には鉄製の軍配もあって
薄くて鋭い加工が施され焼刃もついた
もはや武器の一つとしての軍配!
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相撲に伝わった?
武士たちが戦陣の余韻に武術の一芸
だった相撲技を競うときに軍配を持って
相撲の判定をしたことが始まりです。
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占いにも使用!?
一族の命運を占う役割ももありました!
それぞれの願いを文字にして記していて
「天下泰平」などと書かれたものもあり
戦場にはどこの軍も必ず占い師がいて
軍師という立場で同行をしていました
この占い師たちを「軍配者」と言います
戦場では大事な役割を果たしていました
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天気予報士も?
軍配者は占いの他にもう一つ大きな仕事
「観天望気」だったんです!
つまり「気象予報士」もしていたんです
戦の日取りを決めるのはやはり天気!
作戦をたてる上でとても重要でした
しかも的中率は高かったそうですよ。
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このように「軍配」は様々な用途で使用
現在に伝わり相撲の進行、判定の小道具
として使用されるようになったんです!
(^o^)~☆
木村庄之助の軍配
大相撲に於ける立行司の名称
『木村庄之助』
階級が最高位の行司です!
その行司「木村庄之助」が使う軍配。
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軍配の房の色?
房色や直垂の菊綴などは総紫です
紫は高貴な色で最高位の色
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軍配の持ち方?
軍配の持ち方にも特徴があって
「木村庄之助」は“陰の持ち方”といわれ
「手の甲を上向きにして」軍配を持つ!
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軍配の文字は?
木村庄之助の軍配に書かれた文字は!
「知進知退 随時出処」
“ 進むべき時と退くべき時を
知り、いつでもそれに従う ”
「冬則龍潜 夏則鳳拳」
“ 龍は厳しい冬は海に潜って
じっとしていて、夏になると
鳳凰となって飛び立つ ”
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軍配が凄い?
東京場所で使用する軍配は!
各界内外の最高級の軍配です。
■ 軍配に書かれる蒔絵は!
白鵬関が選んだ黄金色の鳳凰
■ 軍配の裏側の文字は!
「精神一到」の文字で漆塗りです
人間国宝の方が輪島漆で制作
■ 文字を書いたのは!
27代木村庄之助さん
■ 木村庄之助の軍配の価格は!
なんと500万位です
国宝級の軍配です♪
(^_^)~♡
まとめ
いかがでしたか!?行司の軍配
土俵上では力士より華やかなのかも…
これから大相撲観戦の際は行司さんも
気になってしまうかも知れませんね♬
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最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
軍配